プレーンナイロンという選択

2009年に卒業してバロック楽器を知りプレーンガット弦を知ってから苦節14年。

ついに一つの答えが見つかりかけています!

どうもモダン楽器のE線のスチール音が嫌いなまま仕事で悪目立ちしないよう張っていましたが、まさかのこんな弦に出会いました!

なんとバドミントンのラケットガット。。。。。

考えてみれば天然→ケミカル素材の発想と歴史の流れは全く同じことに気づき試しに58,61,63,のゲージで試験運用!

手前のバロックヴァイオリンには当然普通のガット弦。

奥のモダンに張ってみたところ、、、これはかなり期待できる雰囲気かも!

しかし63でもテンションが低めなので(天然ガットなら60が標準のE線)

急遽65を買い足し。



これがもう大当たりで、音色、操作性、表現力、なにより圧倒的なガット感!!

もちろん本物のプレーンガットには敵わないですが

2日張れば安定し、ほぼ狂わない。

驚きのお値段は、10mで890円ほど!!10mですよ?!弦交換10回分。

切れやすさの予想ですが

バドミントンラケットに張られるときは20ポンド前後(10kgほど)らしいです。

ヴァイオリンのE線の音程まで弦を引っ張った時のテンションはバロックで5~6kg、モダンで7~9kgなので10kgに耐えるこの弦ならばかなりの耐久性が期待できそうです。

どのくらいで音質劣化するか等はおいおい検証していきます。

天然ガットのように先はあぶります。

65なのでモダンに張るE線にしてはかなり太め。天然ガットに慣れてる人なら問題ない太さです。

プレーンガット好きだけど現代楽器の高いテンションとピッチの中で使うには強度が。。。

と諦めていたあなた!

プレーンナイロンはきっとアリです!!



P.S

同じプレーンナイロンでもギターの弦は絶対おすすめしません。ピチカートはきれいにでますがつるつるすぎて弓毛、松脂がかまず異音のみ(笑)

バドガットの多重構造ひねりナイロンが良いのです!!


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